豊胸手術後の石灰化について

豊胸手術の際によく耳にする石灰化という言葉。
バストが石灰化するってすごく危険な気がするけど、一体どういったもの?
耳にしたことはあるけど、どういうものかよくわからないという人のために、石灰化について解説します。
豊胸手術後の石灰化は、手術の種類や人によって起こる場合と起こらない場合があります。
また、豊胸手術後に石灰化が起こってしまっても、体や健康被害に直接影響するものではないのです。
石灰化について詳しく知り、より安心してキレイなバストを手に入れましょう。

石灰化とは

まずは、石灰化について解説します。
豊胸手術後の石灰化は豊胸手術の種類によって起こる場合起こらないが異なりますが、主に脂肪注入とヒアルロン酸注入の豊胸によって起こります。
それぞれの豊胸手術で、何が原因でどういった仕組みで石灰化が起こるのかを知りましょう。

脂肪注入の豊胸で起こる石灰化

脂肪注入によって起こる石灰化は、嚢胞やオイルシストと呼ばれるしこりが炎症を起こすことで起こるものです。
脂肪注入の豊胸は豊胸のために本人の体の一部の脂肪をバストに注入します。
豊胸手術で注入する脂肪は、本人の体の脂肪を利用しているため自分自身の体の一部ではありますが、あくまで外部から注入されたものです。
そのため、うまく体内の血管と結びつけない脂肪がでてきてしまいます。
すると、血管と結びつけなかった脂肪には栄養が行き渡らず、やがて栄養不足となり、その脂肪は壊死してしまいます。
この壊死したものがしこりとなります。
そして、この壊死したしこりは炎症を起こし、血液中のカルシウム成分が徐々に体内に沈着していきます。
沈着したカルシウムは塊となりより硬いしこりとして体内に残ってしまうのです。
これが脂肪注入の豊胸後に起こる石灰化です。
とくに、体から吸引した脂肪をそのままバストに注入する方法で手術を行うと、石灰化しやすくなってしまいます。
なぜなら、吸引した脂肪には脂肪だけでなく、古くなった脂肪細胞や血液など様々な不純物が含まれているからです。

ヒアルロン酸注入の豊胸で起こる石灰化

脂肪注入の豊胸手術以外にも、石灰化が起こる豊胸手術があります。
それは、ヒアルロン酸注入の豊胸手術です。
ヒアルロン酸をバストに注入する豊胸手術は、手術後に体がヒアルロン酸を異物とみなしてしまうことで起こってしまいます。
本来体にあるべきではないヒアルロン酸を異物とみなし、免疫細胞がヒアルロン酸に攻撃を始めてしまうのです。
そして、その免疫細胞の攻撃によって脂肪細胞が壊死、炎症を起こし、脂肪注入の豊胸手術と同じように沈着したカルシウムが塊になる石灰化が起きてしまいます。
また、ヒアルロン酸注入の豊胸手術は、手術後の期間が長くなればなるほど起こりやすいです。

直接体に悪影響はない

豊胸手術後に起きてしまう石灰化、この石灰化は体にどういった影響を与えるのでしょうか?
やはり体にしこりとして残る石灰化は、体や健康被害に悪影響を与えてしまうのでしょうか?
実はこの答えは、「NO」です。
一見体に非常に悪そうに感じる石灰化ですが、健康被害に直接影響するものではありません。
しこりの石灰化をそのまま放置していても問題はなく、実際に豊胸手術後に石灰化が起きてもそのままにしている人は多くいらっしゃいます。
ただ、やはり硬いしこりとして体に残るため、その存在が気になりつい触ってしまったり気にしてしまうという影響はあります。

乳がんの検査の妨げになってしまう場合も

体への直接的な影響はありませんが、乳がんの検診に影響が出る場合はあります。
石灰化した箇所はレントゲン検査の際、白く写ってしまいます。
そのため、乳がん検査の時にどうしても検査の妨げになってしまうのです。
場合によっては誤診を誘発する原因となる可能性もあるということです。
ただ、現在のMRIやマンモグラフィーの技術であれば、時間をかけて診断を行えば乳がんを誤診するようなことはほとんどありません。
もし少しでも心配な場合は、優秀な医師を事前に調べて診断してもらうと良いでしょう。 
また、どうしても石灰化したしこりが気になる場合は、乳房を切開して取り除く方法で除去することも可能です。

石灰化を事前に予防できる技術も

最近では、できるだけ石灰化が起きないよう手術を行う技術も進んでいます。
より信頼できるクリニックや病院を見極めましょう。
ただ、どちらもあくまでしこりができる確率を低くするものであり、それでもしこりができる場合があるということは知っておきましょう。

脂肪の注入場所を振り分ける

脂肪注入の豊胸手術で石灰化する原因は、栄養が行き届かない脂肪の壊死と解説しましたが、その壊死をなくすことで石灰化を予防することができます。
特に石灰化しやすい脂肪注入の方法は、一箇所に一気に大量の脂肪を注入してしまうことにあります。
脂肪を一箇所に全て注入してしまうと脂肪がバストに均等に振り分けられず、すべての脂肪に栄養が行きにくい脂肪が壊死しやすい状態を作ってしまっていました。
だから、栄養をバランスよく行き渡らせる状態を作るため、注入する場所を変えて少量ずつ注入し、バスト全体にバランス良く脂肪を注入する方法が実践されています。
逆にいうと、一ヶ所に大量の脂肪を注入した方法を行なっている執刀医は間違いであり、その執刀医には技術的な問題があるということがわかります。

コンデンスリッチ豊胸やピュアグラフト豊胸

コンデンスリッチ豊胸やピュアグラフト豊胸の2つの豊胸手術は、脂肪注入の精度を上げたような豊胸手術です。
この2つの豊胸手術は、石灰化の原因となる脂肪に含まれる様々な不純物を脂肪吸引後に取り除く、という方法を採用しています。
しこりと石灰化の原因である古くなった脂肪細胞や血液など様々な不純物を取り除き、質の良い脂肪だけを残してバストに注入します。
そうすることで、石灰化の可能性をできる限り減らし、結果的に石灰化を事前に予防できるのです。

まとめ

豊胸手術後に起こると言われる石灰化について解説してきました。
脂肪に含まれる不純物やヒアルロン酸を体が異物と捉えることが原因で起きてしまう石灰化ですが、実は体や健康被害に直接影響はありません。
なんとなく体に悪いと思われがちな石灰化ですが、豊胸手術後に放っておいても問題はないのです。
また、どうしても気になる場合は除去も可能なので、安心してください。
最近では、石灰化をできる限り起こらないよう予防できる手術方法なども進んでいるため、まずはクリニックや医師へ相談してみましょう。
豊胸手術でキレイなバストを手に入れられれば、自分自身に大きな自信を得られはずです。

この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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