涙袋周りが黒くなるのはなぜ?その原因と対策
- 公開日:2018年12月28日(金)
- 最終更新日:2019年11月11日(月)
最近は涙袋をぷっくり目立たせるのが流行しているので、メイクで涙袋を作る人が増えています。しかし中には、「涙袋周りが黒くなってしまった」と悩んでいる人もいるのです。自慢の涙袋が黒くなってしまうのはショックですし、なんとなく老けたような印象になってしまいますよね。
そこで今回は「涙袋周りが黒くなる原因と対策」について説明します。
涙袋周りが黒くなる原因は一体なに?
涙袋は下まぶたに添ってあるぷくっと盛り上がった部分のことです。これは「眼輪筋」と呼ばれる筋肉が発達したもので、中にはホルモンも入っています。眼輪筋は生まれつき発達している人もいますがそうでない人もいるので、涙袋が目立つ人と目立たない人に分かれるのです。
では涙袋の周りが黒くなる原因は一体なんなのでしょうか?その原因は「黒クマ」です。黒クマとは目の下にできるクマの一種で、下まぶたの皮膚がたるむことでできます。皮膚がたるむと伸びてくぼんだ状態になり、影ができて黒く見えるので「黒クマ」と呼ばれるのです。
涙袋が目立つ人でも、肌にハリがあるうちは黒クマにはなりません。しかし加齢とともに肌のたるみが起きるので、だんだんと涙袋の周りが黒くなってしまいます。
また、黒クマはたるみだけでなく、筋力の低下も原因の一つです。筋力が低下すると下まぶたにある「眼窩脂肪(がんかしぼう)」が支えられなくなり、下にさがり影ができて黒クマになってしまいます。
そのため、スマホやパソコンを長時間見ることが多い人は、眼輪筋が低下しやすいので黒クマができやすくなるので注意しましょう。
涙袋周りが黒くなった時の対策をご紹介!
涙袋の周りが黒くなってしまった時の対策は大きく分けて2つあります。まずはたるみを解消するために皮膚のハリを出すこと、そしてもう一つは眼輪筋を鍛えることです。それぞれ具体的な方法を説明していきましょう。
涙袋のハリを出す方法
涙袋のハリを出すには、エイジングケア用のアイクリームを使うのが効果的です。下まぶたの乾燥を防ぐだけでも効果はありますが、エイジングケア用のアイクリームの方がコラーゲンが多く含まれていることが多いのおすすめです。
朝晩の2回、黒くなってしまった部分を優しくマッサージするようにクリームを塗りましょう。強くこすると色素沈着してしまい茶クマの原因になるので、力加減には十分注意して下さい。
眼輪筋を鍛える方法
低下した筋力は眼輪筋を鍛える筋トレで対策をしていきましょう。
涙袋の周りが黒くなる時は、目の下の眼輪筋が低下している状態です。ウインクをしたり、下まぶたを押し上げるようにして目を細めると下の眼輪筋にアプローチできるので試してみて下さい。目を細める時は細めた状態を20秒ほどキープするのを1日5回やるのがおすすめです。
クマを悪化させる行動も控えましょう
せっかく目元用クリームや筋トレで涙袋の周りが黒くなる対策をしても、黒クマを悪化させる行動をしていてはなかなか改善されません。
スマホやパソコン、テレビを長時間見続けるのを控えたりと日常生活にも注意するのを忘れないようにしましょう。
まとめ
涙袋の周りが黒くなってしまうと、疲れた印象になりますし老けたような雰囲気になってしまいます。加齢によるたるみは仕方ない部分もありますが、対策をしっかり行うことで悪化を防げると覚えておきましょう。
また、眼輪筋の低下は日常生活とも深く関わりがあります。対策を行うとともに、自分の生活に悪化させる原因がないかを一度確認してみて下さい。美しい涙袋をキープして、涙袋周りが黒くなるのを防いでいきましょう。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
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