大豆食品を食べると胸が大きくなるとか、ヨーグルトはバストアップに良いなど、胸と食品については様々なことが言われます。
体はたくさんの栄養素によって作られているため、成長に栄養素は欠かせませんが、胸を大きくする食品は本当に存在するのでしょうか?
世間で言われている、バストアップに効果があると言われている食品が本当に効果があるのか?真実に迫っていきます。
バストアップに本当に効果がある食べ物や栄養素
胸を大きくする特別な食品は存在しませんが、栄養バランスの取れた食事はバストの発達を支える重要な土台です。
胸の大きさはホルモンや体脂肪など複数の要因で決まるため、食事だけで胸だけを大きくすることはできません。
しかし、タンパク質やビタミンなど必要な栄養素を十分に摂ることで、胸の発達を間接的に支える基盤を整えることは可能です。
胸の大部分(約9割)は脂肪でできているため、極端なダイエットで体脂肪が減ればバストが小さくなることもよく知られています。
逆に、必要な栄養をしっかり摂ることは胸を含む身体全体の健やかな成長に関係すると言えるでしょう。
特別な食材に頼らなくても、自分にできる範囲で栄養を意識した食事を続けることで、将来のバストアップに向けて良い影響が期待できる可能性があります。
バストアップに良いとされる栄養素6選
バストアップに良いとされる栄養素は全部で6つです。
これらは胸の筋肉や脂肪、ホルモンの働きを支える栄養素で、それぞれバストアップの土台作りに影響します。
タンパク質やアミノ酸はバストの組織を作る材料です。
大豆イソフラボンやボロン(ホウ素)などのミネラルは女性ホルモンを補う働きがあり、ビタミンEは血行促進によって胸への栄養供給を助けます。
これらが不足するとバストの発育に支障をきたすため、日々の食事で積極的に摂ることが望まれます。
6つの栄養素を意識的に摂取することで、食事面からバストアップを後押しできるでしょう。
タンパク質を多く含む食べ物
胸は主に脂肪でできていますが、内部の乳腺や胸筋の発達にはタンパク質が必要です。
筋肉は約5分の1がタンパク質でできており、胸筋をつけるには十分なタンパク質摂取が求められます。
また、植物性と動物性の両方のタンパク質をバランス良く摂ることが理想的です。
一方、タンパク質が不足すると筋肉量の減少や肌のハリ低下を招き、胸の形にも悪影響を及ぼしかねません。
質の良いタンパク質をしっかり摂ることで、バストアップの基盤を強化できるでしょう。
アミノ酸を多く含む食べ物
タンパク質は体内で消化されるとアミノ酸に分解され、筋肉や乳腺など胸の組織の材料になります。
さらに、アルギニンなど特定のアミノ酸には成長ホルモンの分泌を促す作用も期待されています。
人の体を構成するアミノ酸は20種類存在し、そのうち9種類は体内で作れないため食事から摂取する必要があります。
鶏肉や大豆にはアルギニンが多く含まれ、成長ホルモン促進に影響すると考えられます。
また、牛乳や卵には体内で合成できない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
必要なアミノ酸を豊富に含む食材を積極的に摂ることで、バストアップの土台をしっかり支えられるでしょう。
大豆イソフラボンを多く含む食べ物
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造を持ち、体内で弱いエストロゲンと似た作用を示すため乳腺の発達やバストの張りを緩やかにサポートできるでしょう。
豆腐や豆乳などの大豆製品にはイソフラボンが豊富に含まれ、豆乳200ml(コップ1杯)あたり約40mgと手軽に摂取できます。
また、木綿豆腐半丁(約150g)には約40mgのイソフラボンが含まれており、こちらも手軽な摂取源です。
ただし、1日のイソフラボン摂取目安量は約70mg程度とされ、過剰摂取はホルモンバランスを乱す可能性があるため注意が必要となります。
適量の大豆製品を取り入れて、無理なくバストアップを目指しましょう。
ビタミンEを多く含む食べ物
ビタミンEは血行を促進してバストに栄養を行き渡らせるため、バストアップを支える栄養素です。
また、高い抗酸化作用でバストの皮膚や細胞の老化を防ぐ効果もあります。アーモンドやアボカド、うなぎなどはビタミンEを豊富に含む代表的な食品です。
特に、アーモンドなら約20粒(30g)で成人女性の1日分のビタミンEを補え、アボカド1個(約200g)にも約4mgのビタミンEが含まれます。
ビタミンEは脂溶性のため油を含む食事と一緒に摂ると吸収率が高まりますが、不足すると胸への栄養供給が滞り、ハリの低下にも繋がりかねません。
ビタミンEを積極的に摂取して、血行促進によるバストアップ効果をしっかり後押ししましょう。
ミネラルを多く含む食べ物
ミネラルはホルモン分泌や血流に影響し、バストアップを支える要素です。
ミネラルは体内で作れないため必ず食事から補う必要があり、中でもホウ素(ボロン)は女性ホルモンのエストロゲン濃度を高める働きがあってバストアップに有効とされています。
亜鉛はホルモンの生成を助け、鉄分は血流を改善するなど他のミネラルもバストアップに重要です。
ホウ素(ボロン)はキャベツやリンゴ、ナッツ類、海藻、蜂蜜、レーズンなどに含まれ、亜鉛は牡蠣や牛肉、レバーなどに豊富です。
なお、ボロンの1日摂取目安量は約3mgとされ、不足しないよう適度に摂取することが望まれます。
ミネラル豊富な食品を日々の食事に取り入れて、内側からバストアップを支えましょう。
バストアップに良いとされる食べ物
バストアップに良いとされる食べ物には、大豆製品や乳製品、肉類、野菜、果物、ナッツ類など様々な種類があり、タンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含むことで胸の組織形成やホルモン分泌をサポートします。
具体的には、豆乳やヨーグルトはタンパク質とイソフラボンを含み、アーモンドやアボカドはビタミンEが豊富で、鶏肉や卵など高タンパクな食品もバストの材料を供給します。
ただし、食事だけで劇的な効果を得ることは難しいため、これらの食品はあくまでバストアップの土台作りと考えることが大切です。
栄養バランスを意識した食生活でこれらの食品を取り入れて、健康的にバストアップを目指しましょう。
そもそも食べ物で胸は大きくなるの?
残念ながら、胸を大きくする魔法のような食べ物は存在しません。
胸の大きさは遺伝やホルモン、体質によって左右され、特定の食品だけでバストサイズを増やすことはできないためです。
実際、豆乳やヨーグルトを摂れば胸が大きくなるという噂もありますが、それだけで劇的にサイズアップすることはありません。
極端なダイエットで体重が減るとバストが1カップ以上小さくなるケースもあるように、栄養状態は胸のサイズに影響します。
そのため、バストアップを目指すなら栄養バランスの良い食事で体調を整えることが重要です。
食べ物はあくまで土台作りと考え、無理のない範囲で取り入れながら他のアプローチも併用すると良いでしょう。
食品別の胸が大きくなるのかについて
雑誌やネットで「特定の食べ物を食べると胸が大きくなる」と紹介される食品には、豆乳、ヨーグルト、チョコレート、きなこなどいくつもあります。
また、テレビ番組で特集されることもあり、手軽に試せる方法として注目されています。
噂の根拠としては、豆乳は大豆イソフラボン、ヨーグルトは乳製品由来の栄養素、チョコレートはポリフェノール、きなこは大豆タンパクがそれぞれバストアップにつながると考えられています。
多くの女性がこれらの食品でバストアップできればと期待していますが、それらは本当に胸を大きくするのでしょうか。
ここからは、それぞれの食品についてバストアップ効果の有無を一緒に確認していきましょう。
豆乳を飲むとバストアップするの?
豆乳を飲むだけで劇的にバストアップすることは期待できません。
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た作用がありますが、その効果は限定的なためです。
毎日飲み続けても個人差が大きく、胸に目立った変化がないケースも多いでしょう。
とはいえ、豆乳は良質なたんぱく質やイソフラボンを含むため、健康的なバストの維持には役立つかもしれません。
美容と健康のために適度に取り入れる分には良いですが、豆乳だけで豊胸しようと過度な期待をするのは禁物です。
ヨーグルトを食べるとバストアップするの?
ヨーグルトを食べても直接的にバストアップする効果はありません。
乳製品であるヨーグルトはたんぱく質が豊富ですが、胸を大きくする特別な成分が含まれているわけではないためです。
腸内環境を整えることでホルモンバランスに良い影響を与える可能性はありますが、それによって胸のサイズが大きく変わることは期待できません。
ただ、ヨーグルトは健康に良い食品なので、美容や体調管理には役立ちます。
バストアップの「ついで」に健康のために摂る分には良いですが、ヨーグルト自体に豊胸効果を求めすぎないようにしましょう。
チョコを食べるとバストアップするの?
チョコレートを食べてもバストアップへの直接的な効果は期待できません。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血行促進や抗酸化作用がありますが、それだけで胸のサイズを大きく変えるには不十分なためです。
適量のダークチョコレートを楽しむことはストレス解消や健康には良いものの、食べ過ぎればカロリー過多で体重増加につながり逆効果になりかねません。
バストアップ目的で無理にチョコを摂る必要はなく、おやつとしてほどほどに楽しむくらいが良いでしょう。
甘い物の摂り過ぎはホルモンバランスを乱す可能性もあるため、チョコレートで豊胸を狙うのは控えるのが無難です。
きなこを食べると胸が大きくなるの?
きなこだけで胸が大きくなることは期待できません。
きなこは大豆製品でイソフラボンやたんぱく質を含みますが、それらの栄養を摂取したからといって胸だけに脂肪や組織が増えるわけではないためです。
牛乳にきなこを混ぜて飲む方法が一時話題になりましたが、大豆由来の栄養は全身に作用するもので、バストだけを選んで育てる根拠はありません。
ただ、きなこはカルシウムや鉄分なども含む栄養価の高い食品なので、健康的なおやつとして取り入れるのは良いでしょう。
バストアップを目的に過度に摂取するのではなく、栄養補給の一環として適度に楽しむことがおすすめです。
胸を大きくする確実な方法は豊胸手術がおすすめ
バストアップを確実に実現したいなら、豊胸手術が現実的な選択肢となります。
食事や運動では限界がありますが、手術なら希望通りのボリュームアップが可能で、中でもシリコンバッグを用いた豊胸術は安定した効果が得られ症例も豊富です。
費用やダウンタイムは伴いますが、確実に胸を大きくしたい方には検討する価値のある方法です。
不安な場合はクリニックでカウンセリングを受け、自分に合った方法を相談してみましょう。