豊胸手術でしこりができたりしないの?

バストを大きくするために豊胸手術をしたいけど、豊胸手術でしこりができるという話を聞いたことがある。
もし豊胸手術でしこりができたら、体に害や悪影響が出そうで心配。
バストを大きくしたりキレイにできるメリットがある豊胸手術ですが、その分様々な心配事やデメリットがあるのでは、と考えてしまう人は多いでしょう。
特に、バストにしこりができてしまうことで、乳がんの心配など体への悪影響を考えてしまいがちです。
確かに豊胸手術は手術の種類によっては、バストにしこりができてしまうこともあります。
しかし、豊胸手術でできるしこりには「体への害や悪影響はない」ってご存知でしたか?
実は、豊胸手術でできるしこりは悪性のしこりではないのです。
豊胸手術でしこりができる原因や、体への影響について解説します。

豊胸手術でしこりはできることはある

まず、はじめに豊胸手術でしこりができるかできないかについてお答えすると、答えは「できる可能性はある」です。
バストを大きくするための豊胸手術には、シリコンや脂肪注入などいくつかの種類がありますが、手術の種類によってはしこりができてしまうことはあります。
もちろん豊胸手術をしても人によってはしこりができない場合もありますが、可能性がゼロということはありません。
豊胸手術をするのであれば、誰でもしこりができる可能性はあるのです。
つまり、豊胸手術でしこりができる可能性はある、ということになります。

豊胸手術によるしこりは体に害なし

しこりができるということは、体に何らかの悪影響が出てしまうのでは?
癌や病気の原因になってしまわないの?
という心配や疑問を抱いてしまうかと思います。
しこり、と聞くとつい悪いイメージが湧いてしまいますが、実は豊胸手術でできるしこりは体に悪影響はありません。
乳がんを発症した際にできるしこりは、悪性でありすぐにでも治療の必要があります。
しかし、しこりの80~90%は良性のしこりであり、体に悪影響を及ぼさないのです。
そして、豊胸手術によってできるしこりも良性であり、体に害や悪影響を及ぼす心配はありません。

しこりができる豊胸手術は脂肪注入

豊胸手術には主に、脂肪注入豊胸、シリコンバック豊胸などいくつかの手術方法があります。
このうち、しこりができてしまう可能性がある手術方法は、脂肪注入による豊胸です。

脂肪注入豊胸でしこりができる原因

まず、しこりについて解説していきます。
脂肪注入によってできるしこりは本来、嚢胞やオイルシストと呼ばれます。
このしこりは、豊胸のために脂肪を注入した際、その脂肪の一部が壊死することによってできてしまいます。
豊胸手術で注入する脂肪は、体の他の部位から持って来た自分自身の体の一部ではありますが、あくまで外部から注入されたものです。
そのため、注入した脂肪すべてが血管とうまく結びついてくれません。
血管と直接結びつけなかった脂肪には、栄養がうまく行き届かせることができず、徐々に栄養不足になってしまいます。
その結果、栄養の届かなかった脂肪は壊死し、嚢胞やオイルシストと呼ばれるしこりになってしまうのです。

脂肪注入豊胸によるしこりに害はない

最初に解説した通り、豊胸手術によってできるしこりは体に害や悪影響を及ぼしません。
もちろん、脂肪注入の豊胸でも同様です。
脂肪注入による豊胸手術によってできてしまったしこりは、そのまま放置しても身体に特に影響はないのです。
ましてや、このしこりから乳がんを発症するということもありません。
また、脂肪注入による豊胸手術によるしこりは、時間の経過とともに小さくなっていきます。
特に小さいしこりに関しては、そのまま放置しているという女性も多くいらっしゃいます。
バストにしこりがある状態がどうしても気になる、ついつい触って気にしてしまうという場合は、注射でしこりを抜き取ることも可能です。
しこり自体に問題はないため、もししこりができてしまった場合でも、自分自身で対応をしっかり検討することができます。

しこりができにくい脂肪注入豊胸も増えている

最近では、様々なクリニックでしこりができにくい脂肪注入の豊胸手術が増えてきています。
できる限りしこりができる可能性を低くするために、脂肪注入の手術も進化しているのです。
例えば、脂肪を少量ずつ数回に分けて注入する方法。
今までの手術では、脂肪を一度に全て注入することでバストに均等に振り分けられず、すべての脂肪に栄養が行きにくい状態を作ってしまっていました。
その状態を改善するため、注入する場所を変えて少量ずつ注入し、バスト全体にバランス良く脂肪を注入する方法が実践されています。
ただ、あくまでしこりができる確率を低くするものであり、それでもしこりができる場合はあります。

別の原因によるしこりが心配な場合は病院へ

豊胸手術を行った後にしこりができた場合、すべてが豊胸手術が原因によるしこりとは断定できません。
しこりができる原因は、他にも様々存在します。
ホルモンバランスの乱れが原因による乳腺症や、20代~40代の女性に多い乳腺線維腺腫、授乳期に乳首から乳腺に最近が入ってしまう乳腺炎などがあります。
また、もっとも注意すべきはやはり乳がんによるしこりです。
乳がんによるしこりは、他の原因によるしこりと比べ異常に硬く、しこりがあまり動かないなどの特徴があります。
豊胸手術によってできるしこりには特に痛みなどは伴わないため、しこりに痛みを感じたり、異常に硬い、乳房が腫れたり赤くなるなどの異常を感じた場合は、必ずクリニックや病院へ行きましょう。

まとめ

豊胸手術の心配ごとの1つであるしこりですが、脂肪注入の豊胸手術ではしこりができる可能性は大いにあります。
しかし、このしこりには特に体に害や悪影響は及ぼしません。
豊胸手術をしたいけど、しこりが心配だったという女性は、安心して豊胸手術を受けられると良いでしょう。
ただし、しこりは豊胸手術とは別に、乳がんなど他の病気などが原因でできてしまう場合もあります。
豊胸手術によるしこりなのか、他の病気によるものなのかを見極め、心配な場合は必ずクリニックや病院で相談しましょう。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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