脂肪注入豊胸で後悔する前に知っておきたいデメリットと失敗しないための注意点

脂肪注入豊胸で後悔する前に知っておきたいデメリットと失敗しないための注意点

脂肪注入豊胸は効果的にバストアップができる反面、脂肪が必要になります。
痩せすぎている方にとっては、思ったほどバストアップの効果が期待できない可能性があります。

メリットもたくさんある豊胸ですが、今回は後悔しないためにデメリットに焦点を当てます。
少し、マイナス面を書くことが多いですが、これは脂肪注入豊胸について正しく理解してもらいたいからです。

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脂肪注入豊胸はやめたほうがいいと言われるデメリット

脂肪注入豊胸にはさまざまなデメリットがあると言われています。
主な理由は、期待通りのバストアップ効果が得られないリスクや合併症の可能性が高いためです。

脂肪注入では注入した脂肪が全て定着するわけではなく、定着率は一般に約30〜70%と幅広いです。
その結果、思ったほどバストが大きくならず、再度の施術が必要になるケースもあるでしょう。
また、一度に大量の脂肪を注入しすぎると脂肪が壊死してしこりとなり、感染症のリスクも高まります。

さらに、痩せている人は十分な脂肪を確保できないため施術が難しく、左右差が生じる可能性も否めません。
これらのデメリットから、脂肪注入豊胸は慎重に検討すべき美容整形の一つだと言えるでしょう。

脂肪注入豊胸は10年後や老後に後悔することになる?

脂肪注入豊胸は術後長期間の影響を心配する声もあり、特に「10年後」や「老後」に後悔するのではないかと不安を抱く方もいるでしょう。

実際には、定着した脂肪は自分の組織の一部となるため、年月が経っても効果が半永久的に続く可能性があります。
ただし、年齢や体重の変化によって次のような影響も起こり得るのです。

  • 高齢になると全身の脂肪量減少に伴い、注入部位のボリュームも小さくなります。
  • 体重の増減によってバストサイズが増減しかねません。

また、注入後に生じたしこり(石灰化など)は乳がん検診で悪性と紛らわしい影が映る可能性があります。

しかし、事前に豊胸経験を伝え適切な検査を受けていれば、必要以上に心配する必要はないでしょう。
長期的な視点では、脂肪注入豊胸は効果が持続しやすい反面、定期検診や体型維持に注意を払い続けることが大切です。

痩せ型で脂肪注入豊胸するのはデメリットが大きい?

痩せ型の人が脂肪注入豊胸を行うのは、一般的にデメリットが大きいとされています。
理由はシンプルで、この豊胸法には十分な量の体脂肪が必要になるためです。

脂肪は主にお腹や太ももなど脂肪の多い部位から採取しますが、痩せ型では必要な脂肪を確保できない場合があります。
例えば、約2カップのバストアップには両胸で1000cc前後の脂肪が必要ですが、痩せ型ではそもそもそれだけの脂肪を採取できないことも珍しくありません。

仮に脂肪を採取できても、痩せ型では皮膚に余裕がなく脂肪を注入できるスペースが限られ、無理に注入すると脂肪が壊死してしこりになるリスクも高まります。
そのため、極端に痩せている方は脂肪注入豊胸に向かず、大きなサイズアップは期待しないほうが良いでしょう。

脂肪注入豊胸術の副作用

脂肪注入豊胸術には、手術後に現れる副作用やリスクがいくつか存在します。
脂肪吸引を伴うため、術後はバストだけでなく吸引部位にも痛み・腫れ・内出血が生じますが、通常1〜2週間ほどで落ち着くでしょう。

脂肪を吸引した箇所では、一時的に皮膚が硬くなったり凹凸ができる拘縮という症状が起こる場合があります。
ただし、拘縮は術後数週間〜数ヶ月で改善することがほとんどです。

また、傷口から細菌が入ったり、脂肪注入時に雑菌が混入すると感染症を起こすこともあります。感染すると発熱や痛みを伴い、抗生物質での治療が必要です。
さらに、注入した脂肪が定着しなかった場合に壊死した脂肪がしこり(石灰化)になったり、左右の胸にボリューム差が出るリスクも否定できません。

これらの副作用の多くは時間経過とともに軽減・改善します。術後の注意事項を守り、異常を感じたら早めに医師に相談することが大切です。

脂肪注入豊胸は失敗するとどうなる?左右差が出るって本当?

脂肪注入豊胸が失敗すると、胸に左右差が生じたり、しこりができるなどの問題が起こり得るでしょう。
これは、注入した脂肪が均等に定着しなかったり、技術的なミスがあった場合に発生するのです。

経験の浅い医師が施術を行うと、脂肪の定着に偏りが出て片方の胸だけサイズが小さくなったり、表面がデコボコになるリスクが高まります。
場合によっては修正手術が必要となり、術後の生活への影響や精神的な負担につながることも少なくありません。

つまり、脂肪注入豊胸で失敗すると左右差など見た目の不自然さが残る可能性があるため、医師選びや術後のケアを万全にしてリスクを下げることが重要です。

脂肪注入豊胸術のダウンタイムの注意点

脂肪注入豊胸術のダウンタイムでは、体を安静に保ち、いくつかの注意点を守る必要があります。

ダウンタイムとは施術後に体が回復するまでの期間で、この間に無理をすると脂肪の定着が悪くなったり、合併症のリスクが高まる恐れがあります。
この期間に守るべき主なポイントは次の通りです。

  • バストへの刺激を避ける(強く揉んだり圧迫しない)。
  • 入浴や運動は少なくとも術後1週間程度控える。
  • 胸を締め付ける下着や服は着用を避ける。
  • 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠と栄養を取る。
  • 術後しばらくは飲酒や喫煙を控える。

これらの注意点を守ることで、ダウンタイム中の痛みや腫れを軽減し、脂肪の定着を助けることが期待できます。
焦らず安静に過ごし、体がしっかり回復するのを待つことが大切です。

脂肪注入豊胸のダウンタイムはどのくらい痛い?

脂肪注入豊胸のダウンタイム中の痛みは、個人差はありますが「筋肉痛のような痛み」と表現されることが多いです。
特に手術直後から数日間(目安として1〜3日程度)は、脂肪を吸引した部位と胸の両方に筋肉痛に似た鈍い痛みが続くことがあります。この間は動くと痛みを感じやすく、寝返りや立ち上がりにも支障を感じる場合があるでしょう。

しかし、痛みのピークは長く続きません。多くの場合、術後1週間ほどで痛みはかなり和らぎ、2週間もすれば日常生活に支障ない程度に落ち着きます。
医師から痛み止めの薬が処方されるため、適切に服用すれば痛みはコントロール可能です。無理せず安静に過ごし、強い痛みが続く場合は早めに医療機関に相談しましょう。

ダウンタイムを短縮する方法はある?

ダウンタイムを劇的に短縮する確実な方法は多くありませんが、工夫次第で症状を軽減し回復を早めることは可能です。
基本的には、前述の注意事項(安静、圧迫回避、禁酒禁煙など)を徹底することが最も効果的です。体を温めすぎないようにしたり、むくみを抑えるため適度に歩くなど、医師の指示に沿ったセルフケアが回復を促すのです。

近年では、脂肪注入豊胸のダウンタイムを短縮する先進的な方法も登場しています。その一つが「エクソソーム」を用いた施術で、創傷治癒を促進して組織の修復を早める効果が期待できます。
エクソソームを脂肪と一緒に注入することで腫れや痛みの期間を短縮できたとの報告もありました。ダウンタイムの負担軽減に役立つ可能性があります。

ただし、エクソソーム施術はまだ新しい技術であり、提供しているクリニックが限られます。確実にダウンタイムを短くする万能な方法は存在しないため、焦らず標準的なケアを丁寧に行うことが最善と言えるでしょう。

脂肪豊胸の定着率はどのくらい?

脂肪豊胸で注入した脂肪の定着率は、一般に約30〜70%程度と言われています。
つまり、半分ほどの脂肪は生着せず体内に吸収されて元通りになってしまう可能性があるということです。ただし、定着率には個人差が大きく、体質や注入方法、術後の過ごし方など様々な要因で変動します。

実際の症例でも、思ったより脂肪が定着せずバストサイズが十分に維持できないケースもあります。そのため、一度の施術で理想のボリュームに達しない場合は、追加で再度脂肪注入を検討する方も少なくありません。
このように、脂肪豊胸の定着率は万能ではありませんが、適切な手術法や術後ケアによってできる限り定着を高めることが可能です。

脂肪豊胸が定着してないのが分かるのはいつ?

脂肪注入豊胸でどれだけ脂肪が定着したかは、術後しばらく経過を見ないと判断できません。
注入直後は脂肪と腫れの影響でバストが大きく見えますが、数週間〜数ヶ月かけて徐々に落ち着いていきます。一般的には、術後3ヶ月もすれば定着しなかった脂肪が吸収され、バストサイズが安定してきます。

慎重を期すなら、最終的な定着率の判断は術後6ヶ月程度を見ると良いでしょう。6ヶ月経過すれば生着した脂肪細胞は残り続け、そこで得られたバストサイズがほぼ最終結果と考えられます。
逆に、術後数週間で多少サイズダウンしても、それは想定内の減少です。焦らず半年ほど経過を見守り、その上で必要があれば追加施術を検討するのも一つの方法です。

定着しなかった場合に胸が小さくなることもある?

残念ながら、脂肪注入豊胸で脂肪が定着しなかった場合、バストが小さく元のサイズに近づいてしまうこともあります。
せっかく注入した脂肪も、生着しなければ時間とともに体に吸収されてなくなってしまうためです。特に期待したほどバストアップ効果が維持できなかったケースでは、「術前とあまり変わらない大きさに戻ってしまった」と感じる方も少なくありません。

そのため、多くのクリニックでは脂肪が一定量吸収されることを見越して、目標より多めに脂肪を注入する工夫をしています。
それでも想定以上に脂肪が減ってしまうこともあり、術後数ヶ月経ってサイズダウンが著しい場合は、再施術を検討することになるでしょう。

ただし、一度定着した脂肪が突然減ることは基本的にありません。定着後はそれ以上バストが小さくなる心配は少ないため、焦らず経過を見守ることも大切です。

脂肪注入豊胸は何年くらい持つの?

脂肪注入豊胸で定着した脂肪は、基本的に半永久的に持続するとされています。
そのため、術後半年〜1年を過ぎて定着が確認できれば、その効果は何年経っても維持される可能性が高いでしょう。

ただし、「一生効果が保証される」という意味ではありません。定着した脂肪は元々自分の体の脂肪と同じ性質を持つため、加齢による代謝変化や大幅な体重変動があれば、バストのボリュームもそれに伴い増減することがあります。
とはいえ、適切な体重管理と生活習慣を維持すれば、脂肪注入豊胸の効果は長期にわたり安定して持続するでしょう。

脂肪注入豊胸での定着率を上げる方法

脂肪注入豊胸の定着率を上げるには、医師の技術と術後のケアが重要なポイントです。

まず、医師側の工夫としては、質の高い脂肪を適切な方法で注入することが挙げられます。不純物を取り除いたコンデンスリッチ法やピュアグラフト法を用いると、良好な脂肪の生着が期待できます。

また、一度に注入しすぎず、胸の乳腺下・筋肉内・皮下など様々な層に少量ずつ細かく注入することで、脂肪への血液供給を確保し定着率を高められるでしょう。

次に、患者側の工夫として、術後の過ごし方が大切です。例えば、術後数ヶ月は激しいダイエットを避けて体重を安定させることで、せっかく定着しかけた脂肪が縮小してしまうのを防げます。また、術後の喫煙は創傷治癒を妨げ脂肪の生着に悪影響を及ぼすため控えるべきです。

このように、医師の技術と患者自身のケアを組み合わせることで、脂肪注入豊胸の定着率はできる限り向上させることができます。信頼できるクリニックで適切な施術を受け、自身もアフターケアに努めることが成功の秘訣です。

脂肪注入豊胸で後悔しないためにすべきこと

脂肪注入豊胸で後悔しないためには、事前の情報収集と慎重な準備が欠かせません。

まず、自分に合ったクリニックと医師選びが最重要です。脂肪注入豊胸の症例数が多く、リスクや定着率について丁寧に説明してくれる経験豊富な医師を選びましょう。

カウンセリングで不安な点をすべて質問し、アフターフォロー体制や万が一の保証制度があるかも確認しておくと安心です。

次に、術前術後にできる対策も後悔を防ぐ鍵となります。術後は禁煙や安静などの指示を守り、無理をせず回復に専念します。

さらに、過度な期待を持ちすぎないことも大切です。脂肪注入豊胸にはメリットも多い反面、限界やリスクもあります。メリットとデメリットを正しく理解した上で施術を受ければ、「思っていたのと違う」というギャップを減らすことができるでしょう。

失敗しないために病院選びでチェックするポイント

【1】脂肪注入豊胸の実績が豊富な医師を選ぶ:

症例数が多く、成功例・失敗例の両方を熟知した医師だと安心です。カウンセリングで定着率やリスクについて具体的に説明してくれるかを確認しましょう。

【2】最新の施術法・設備が整っている:

コンデンスリッチ法やピュアグラフト法など、高い定着率が期待できる技術を採用しているクリニックだとメリットがあります。脂肪の加工や注入方法にこだわりを持つ医師かどうかもチェックポイントです。

【3】アフターケアと保証体制が万全:

術後の診察やケアが充実しているか、万が一定着しなかった場合の再施術保証があるかなども確認しておきましょう。アフターサービスがしっかりしているクリニックほど、患者に寄り添った対応を期待できます。

自然な豊胸にしたいが脂肪注入とシリコンバッグはどっちがいい?

「できるだけ自然な仕上がりにしたい」という場合、脂肪注入豊胸とシリコンバッグ豊胸のどちらを選ぶべきか迷うこともあります。
結論から言えば、確実なボリュームアップを望むならシリコンバッグ豊胸が適しているケースが多いでしょう。

一方、脂肪注入豊胸は触感の自然さでは優れますが、定着率に個人差があり大幅なサイズアップには向きません。
特に痩せ型の方ではそもそも脂肪が採れず施術できないこともあります。

また、脂肪注入豊胸ではしこりや石灰化などのリスクがありますが、シリコンバッグではそうしたリスクはありません。ただし、被膜拘縮やバッグ破損など別のリスクはあります。
以上を踏まえると、「ナチュラルさ」と「確実さ」のどちらを優先するかで選択が変わります。見た目や手触りの自然さより、確実なバストアップ効果を重視するならシリコンバッグ豊胸が無難と言えるでしょう。

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脂肪注入豊胸術の費用はどのくらい?

脂肪注入豊胸の費用相場は、施術内容やクリニックによって幅がありますが、おおよそ50〜150万円程度です。
この金額には、脂肪吸引の費用と脂肪注入の費用が含まれるのが一般的です。一度の手術で大幅なサイズアップを望む場合は、複数回の脂肪注入が必要になることもあり、その場合トータルの費用はさらに高額になります。

シリコンバッグ豊胸と比べると、脂肪注入豊胸は1回あたりの費用が高めに設定されていることが多いです。
しかし、脂肪注入の場合は自身の脂肪を用いるためアレルギーリスクが低く、痩身も兼ねられるメリットがあります。費用だけでなく、そうした付随する価値も考慮して検討すると良いでしょう。

定着しなかったとき再施術はしてもらえる?

脂肪が定着せずバストサイズが想定より小さくなってしまった場合、再施術(脂肪の追加注入)を行うかどうかはクリニックによって対応が異なるでしょう。
保証制度があるクリニックでは、一定期間内であれば無料または割引価格で再度の脂肪注入を受けられる場合があります。例えば、「半年以内に定着率が著しく低かった場合は無償で追加注入」といった保証を設けている所もあります。

一方、保証のないクリニックでは、残念ながら再施術も新たな手術として扱われ、通常の費用が発生するのが一般的です。
そのため、術前にカウンセリングで「もし脂肪があまり残らなかったらどうなるか」を確認し、保証やアフターケアの内容を把握しておくことが大切です。

いずれにせよ、再施術が必要かどうかは医師とよく相談して決めるべきです。闇雲に追加注入を繰り返すのではなく、なぜ定着しなかったのか原因を分析した上で、施術法を変えるなど対策を検討しましょう。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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