バストを美しく育てるのに必要な栄養素は?
- 公開日:2018年05月10日(木)
- 最終更新日:2024年09月26日(木)
美しく大きいバストにあこがれる女性はたくさんいらっしゃいます。
豊胸手術やバストアップサプリなど、実践できるバストアップの方法は色々なものがありますが、規則正しいバランスのとれた食生活で、体の内側からアプローチすることも大切です。
バランスの悪い食生活を送っている場合、バストにも悪い影響を与えることがあります。
そこで、バストのケアにも効果があると思われる栄養素についてご紹介します。
ビタミンE
バストアップに効果があるのでは?と言われているビタミンEですが、実はバストアップに直接効果があるわけではありません。
ビタミンEは女性ホルモンの分泌を調整する働きがあるとされています。
分泌を促進する、というわけではなくバランスをとるといった働きのため、月経前症候群や生理痛、生理不順などを改善する効果が認められています。
ホルモンバランスをととのえることで、バストの維持や安定化に一定の効果があると言ってよいでしょう。
また、ビタミンEには血流を促進する作用があるため、体内から老廃物を輩出し、細胞の新陳代謝を活発化するのに一役買ってくれます。
新陳代謝を活発化によって、肌にハリや艶をもたらすなど、美肌効果も期待できます。
直接的なサイズアップではありませんが、美しいバストにハリや艶は大切な要素です。
エイジングケアといった意味でも注目の栄養素と言えます。
ビタミンEが多く含まれる食品には、アボカド、カボチャ、アーモンドなどがあります。
葉酸
葉酸はビタミンB群の一種です。
葉酸といえば、
1.新陳代謝
2.心臓病のリスク低下
3.造血効果
4.自律神経の調整
といった効果が期待できるものです。
この中でも、
5.造血効果
6.自律神経の調整
この二つがバストアップに効果的であると考えられます。
造血効果
葉酸はビタミンB12と同様に血液を作るうえで必要な栄養素です。血行不良により冷え性になると、体中の身体機能低下により黄体の働きも鈍くなります。
血行不良と同時に、黄体の機能低下が起こりますからバストの発育にも悪影響を与えかねません。
そこで、血液を作ることで栄養もしっかりと体中に運搬できるとともに、黄体の機能を向上も期待できるためエストロゲンの分泌を促すことができるとも考えられるのです。
自律神経の調整
自律神経のバランスが不安定になることは、女性ホルモンのバランスを崩すことに繋がりかねません。
睡眠不足やストレスなどが原因となることが多いです。
この自律神経を調整することで、ホルモンバランスが整い、エストロゲンの分泌量も一定以上に保つことができるのです。
もちろん、規則正しい生活を送ることは前提ですが、この葉酸には自律神経の乱れを整える働きがあるのではないかと考えられています。
タンパク質
タンパク質は人の筋肉や臓器、皮膚を構成する大切な栄養素の一つです。
垂れていないハリのあるバストを支えるのは、まず土台となる大胸筋。
そして乳腺と脂肪を支えているクーパー靭帯です。
しっかりとした大胸筋を作るには、タンパク質と適度なエクササイズが必要です。
クーパー靭帯を構成しているのは、コラーゲンですが、このコラーゲンもタンパク質でできています。
バストを支える2大要素を作る素となるのがタンパク質なのです。
またタンパク質にはホルモンの働きを活発する作用もあります。
良質なタンパク質を摂取しつつ、適度なエクササイズをとりいれることで、ハリのあるバストの土台作りに役立ちます。
タンパク質が多く含まれているのは肉類や魚介類ですが、鶏ささみや豚ヒレ肉などの脂質が少なめのものや、マグロやカツオなどの赤身魚がオススメです。
また納豆や豆腐などは植物性タンパク質と同時にイソフラボンも摂取できるため、美容にも効果的です。
大切なのはバランスの良い食生活
ここまでビタミンEや葉酸、タンパク質についてご紹介しましたが、他にも鉄分、亜鉛などのミネラルやコラーゲンの生成を助け、美肌効果のあるビタミンCなども美しいバストに必要な栄養といえます。
大切なのは、栄養バランスを整えることです。
タンパク質や葉酸など一部の栄養素に偏りすぎてしまうと逆に体調を壊したり、太ったりすることもありえます。
タンパク質やビタミンEなどの摂取を意識しつつも、脂質、糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルといった体にとって必要なものをバランス良く摂取していくよう心がけて下さい。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
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