ヒアルロン酸豊胸で後悔した失敗例!しこりなどのリスクや副作用を医師が解説

ヒアルロン酸豊胸で後悔した失敗例!しこりなどのリスクや副作用を医師が解説

この記事は、東京美容外科 統括院長 麻生 泰医師が監修しています。

ヒアルロン酸注入による豊胸は、切開を伴う豊胸術と比べて短時間で変化を得やすいことから検討されることがあります。
大がかりな手術に抵抗がある方や、ダウンタイムを短くしたい方にとって選択肢として挙がりやすい施術とも言えます。

一方で、ヒアルロン酸豊胸では「失敗した」「後悔した」と感じるケースもあり、事前にリスク理解が重要です。
そこで今回は、ヒアルロン酸豊胸の失敗例やリスクについて解説します。しこりなどの具体的な失敗例を紹介しながら、後悔しないためのポイントについて詳しく紹介します。

※当院では、胸へのヒアルロン酸注入による豊胸は非推奨としており、メニューとしても取り扱っていません。 注入剤による豊胸は、しこり・感染などの合併症や、将来的な修正が難しくなるリスクがあるためです。
当院では他院で受けた注入豊胸の修正(除去・再建の相談)にも積極的に対応しています。

目次

ヒアルロン酸豊胸で後悔するしこりの実態とは?

ヒアルロン酸豊胸で後悔するしこりの実態について徹底解説します。
具体的な失敗例から、しこりのリスクを減らすための方法についても紹介していきますので、ぜひチェックしてください。

ヒアルロン酸豊胸でしこりができた失敗例

ヒアルロン酸豊胸では、しこりができるケースが報告されています。

通常、ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるものですが、場合によっては体がヒアルロン酸を異物と認識し、その周囲に被膜が形成されることがあります。 被膜が形成されると、ヒアルロン酸は吸収されず、しこりとして残ってしまうのです。

しこりの大きさや数には個人差があり、小さな硬結が複数みられる場合や、 目立つ硬さとして自覚される場合もあります。

特に、被膜が線維化する瘢痕化が進んでしまった場合、自然になくなることはなく、手術での摘出が必要になる可能性もあります。
これらのリスクを理解せずに手術を受けた場合、大きな後悔につながる可能性があります。

ヒアルロン酸豊胸後のトラブル症例画像

シリコンバッグ豊胸の症例

他院でヒアルロン酸豊胸を2回行い、片胸でトータル200cc程注入された患者様です。両側の乳房が変形し、左胸は6cm以上の硬いしこりとなりカプセル拘縮となっていました。

出典:東京美容外科

ヒアルロン酸豊胸のしこりのリスクを回避する方法

しこりのリスクを減らすためには、ヒアルロン酸の注入方法や薬剤の品質が非常に重要です。

特に、大きな塊として注入された場合や、使用製剤・注入方法の説明が不十分な場合は、トラブルにつながるリスクが高まることがあります。
これを避けるためには、一度に過量を注入せず、注入層や分散のさせ方を適切に設計することが重要です。

ただし、ヒアルロン酸には架橋剤という成分が含まれており、これが体内で拒絶反応を引き起こすことがあるため、体質や注入条件によっては、被膜が形成される可能性があります。
しこりができる可能性を完全にゼロにすることは難しいですが、事前にリスクを理解しておくことが、後悔を避けるためには重要です。

ヒアルロン酸豊胸のその他の失敗例

ここからはヒアルロン酸豊胸における、しこり以外の失敗例を紹介します。
これらの失敗は誰にでも起こる可能性があるため、事前に理解しておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸のその他の失敗例

予想より早くボリュームダウンする

ヒアルロン酸豊胸では、注入後にボリュームが思ったよりも早く失われることがあります。

ヒアルロン酸は製剤によって数ヶ月〜1年程度(条件で前後)の持続期間がありますが、ヒアルロン酸が体内で分解されるスピードは個々の体質によって異なるため、 人によっては短期間で急激にボリュームダウンしてしまうことがあります。

施術前に、使用する製剤名・承認状況(国内承認の有無)・想定持続・注入量を確認し、説明が不十分な場合は慎重に判断しましょう。

仕上がりが硬い

ヒアルロン酸豊胸では、仕上がりが硬く感じられることがあります。 この硬さは、ヒアルロン酸の特性と注入方法によって引き起こされることが多いです。

ヒアルロン酸は一般的に持続期間が短いため、長期的な効果を目指して自然なバストよりも少し硬めの製剤が使用されることがあります。
特に、ヒアルロン酸が皮膚の表面近くに注入されてしまうと、触れた際に硬さが目立つことがあります。そのため、注入の際には、適切な層に行うことが大切です。

こうした自然な仕上がりを実現するためには、乳腺や大胸筋など体の構造を深く理解し、適切な位置にヒアルロン酸を注入できる高度な技術が必要です。

デザインが理想通りでない

ヒアルロン酸豊胸では、デザインが理想通りでなく、見た目に満足がいかないということがあります。

本来、豊胸手術では、バストの大きさだけでなくデザインが重要な要素となります。適切な注入方法を用いることで、離れ乳を改善したり、デコルテを美しく整えたりすることが可能です。

しかし、医師の技術力が不足していると、理想とするデザインに仕上がらないことがあります。
このような結果を避けるためには、医師の症例を確認の上、カウンセリングでデザインの詳細についてしっかりと相談することが重要です。

ヒアルロン酸注入による豊胸のリスクや副作用

ここからは、ヒアルロン酸注入による豊胸のリスクや副作用について解説します。
ヒアルロン酸豊胸は手軽に行える一方で、リスクや副作用を理解しておかないと後悔してしまう可能性があります。事前にしっかりと把握しておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸のリスクや副作用

しこり

前述のとおり、ヒアルロン酸豊胸で特に問題となるリスクの一つがしこりの形成です。
通常、ヒアルロン酸は時間の経過とともに体内で自然に分解されて吸収されます。

しかし体がヒアルロン酸を異物と判断してアレルギー反応を起こすと、注入されたヒアルロン酸の周りに被膜が形成されることがあります。 被膜が形成されると、自然に吸収されなくなり、硬いしこりとして体内に残ることになります。

しこりのリスクを下げるには、注入量や注入層、分散のさせ方を適切に設計することが重要です。

血管閉塞

ヒアルロン酸注入における重大なリスクの一つに血管閉塞があります。

これは、ヒアルロン酸が誤って血管内に入ることで血流が遮断される状態を指します。血管が詰まると、その先の細胞が血流不足により壊死する可能性があり、非常に深刻なリスクです。

このような事態を避けるためには、血管の位置や走行を把握し、血管内への誤注入を避けるための手技で慎重に行うことが重要です。
そのため、血管閉塞のリスクを最小限に抑えるには、豊富な知識と高い技術を持つ医師に施術を依頼することが重要です。

内出血・痛み

ヒアルロン酸豊胸は、比較的ダウンタイムが短い手術方法ではありますが、 針を刺して薬剤を直接注入するため、術後にある程度の腫れや痛みが生じることが一般的です。

治療後に麻酔が切れた後、2~3日間は、筋肉痛のような強い痛みや腫れが出ることがあります。

また、毛細血管に針が当たって損傷すると内出血が起こることもあります。 内出血が起こった場合、完全に吸収されるまでは2週間程度要するため、それもふまえてスケジュールを立てることが重要です。

アレルギー反応

ヒアルロン酸豊胸では、稀にアレルギー反応が起こることもあります。

原因は主に、ヒアルロン酸に含まれる他の成分がアレルギーの原因となる場合や、注入されたヒアルロン酸自体が体内で異物と認識される場合が挙げられます。

ヒアルロン酸豊胸でアレルギー反応が起こる可能性は低いとされていますが、万が一のために頭に入れておきましょう。

感染

ヒアルロン酸豊胸では、稀に施術中または施術後に細菌が侵入し、感染を引き起こす可能性があります。

感染が起こると、注入部位に赤みや腫れ、痛みが発生します。通常は抗生剤の点滴や内服による治療が行われますが、それでも改善しない場合は、ヒアルロン酸の溶解が必要になることもあります。

感染リスクを最小限に抑えるためにも、衛生管理が徹底されたクリニックで施術を受けることが重要です。

ヒアルロン酸豊胸で後悔しないためのポイント

ここからはヒアルロン酸豊胸で後悔しないためのポイントを紹介します。
ヒアルロン酸豊胸を検討している方は、ぜひチェックしておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸で後悔しないためのポイント

適切な注入量にとどめる

後悔を減らすには、一度に過量を入れないことが重要です。 注入量が多いほど、腫れ・硬さ・しこり(結節)などのリスクが高まる可能性があり、希望サイズが大きいほどトラブル時の修正も難しくなる傾向があります。

また、注入は「どれだけ入れるか」だけでなく、どの層に・どう分散させるかで仕上がりとリスクが変わります。

繰り返し注入しない

注入剤は時間とともに変化しやすく、ボリューム維持目的で繰り返し注入を重ねると、 組織への負担が増えて硬さ・しこり(結節)・炎症などのリスクが高まる可能性があります。

さらに、後から修正が必要になった場合に、状態把握や処置が難しくなることもあります。

そのため、長期的に安定したサイズ・形を求める方は、サイズ設計が明確で再現性が高いシリコンバッグ豊胸を含め、他術式と比較したうえで選ぶことが大切です。

症例や実績が豊富なクリニックを選ぶ

注入による豊胸は一見手軽に見えますが、実際は注入量・注入層・分散のさせ方で仕上がりとトラブルの起こりやすさが変わります。

検討する場合は、症例写真の見栄えだけでなく、合併症の説明が具体的か・術後フォロー体制があるか・トラブル時の対応方針が明確かまで確認しましょう。

術後のケアに注意する

手術後のケアは非常に重要ですので、医師の指示に従い、適切なアフターケアを行いましょう。

例えば、入浴や運動の制限、うつ伏せで寝ることの禁止、強い締め付けを避けることなどが一般的な注意点です。

また、術後のケアがしっかりできるように、仕事のスケジュールや日常生活の計画を調整しておくことも大切です。

これらのケアを怠ると、トラブルや後悔の原因になることがあるため、しっかりと対策を講じましょう。

ここがポイント!

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師
東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

当院では、胸へのヒアルロン酸注入豊胸は合併症リスクと修正難易度の観点から推奨していません。 確実なサイズアップや長期的なボリュームを希望される場合は、デザインの再現性が高く、計画的にサイズを選べる「シリコンバッグ豊胸」を第一選択としてご提案しています。 仕上がり・触感・傷跡・ダウンタイムを含め、カウンセリングで適応を判断します。

ヒアルロン酸豊胸に関するよくあるQ&A

ここからはヒアルロン酸豊胸に関するよくあるQ&Aを紹介します。
ヒアルロン酸豊胸を受ける前に疑問点をしっかり解消しておきましょう。

ヒアルロン酸豊胸に関するよくあるQ&A

ヒアルロン酸豊胸の費用はどのくらい?

ヒアルロン酸による豊胸は、注入量によって総額が大きく変わります。
少量の注入から両胸でしっかりボリュームを出すケースまで幅があり、費用は数十万円〜と幅が出やすい施術です。

見積もりでは注入量(cc)・製剤・麻酔・術後フォローに加え、トラブル時の対応範囲まで確認しましょう。

ヒアルロン酸豊胸のダウンタイムの長さは?

ダウンタイムには個人差がありますが、一般的には腫れ・痛みは数日〜1週間程度で落ち着くことが多く、 内出血が出た場合は1〜2週間ほど残ることがあります。

うつ伏せ寝や強い圧迫を避けるなど、術後指示を守ることが大切です。

ヒアルロン酸豊胸後に授乳できる?

注入剤が乳腺そのものを直接操作しない設計で行われることはありますが、 腫れ・炎症・しこりなどの経過がある場合は状況に応じた対応が必要です。

妊娠・授乳の予定がある方は、施術前に必ず医師へ相談しましょう。

まとめ

今回はヒアルロン酸豊胸における失敗例やリスクについて紹介しました。

記事のまとめ

  • ヒアルロン酸による豊胸は、しこり(硬結・結節)などのトラブルにつながる可能性がある
  • しこり以外にも、感染・炎症・硬さ/変形などのリスクがあり、状態によっては修正が難しくなることがある
  • 注入量や注入方法でリスク低減を図る考え方はあるが、リスクをゼロにはできないため慎重な判断が必要
  • サイズと形を計画的に整え、長期的な変化を求める場合は、シリコンバッグ豊胸など他術式も含めて比較検討を推奨

ヒアルロン酸による豊胸は一見手軽に見えますが、注入量や注入層、 分散のさせ方によって硬さ・しこり(結節)・左右差などのトラブルにつながる可能性があり、リスクを完全にゼロにすることは困難です。

東京美容外科では胸へのヒアルロン酸注入豊胸は非推奨としており、メニューとして取り扱っていません。

長期的に安定したサイズと形を求める方には、計画的なサイズ設計と再現性に優れるシリコンバッグ豊胸を第一選択としてご提案しています。
また、他院で注入豊胸を受けた後にしこり・痛み・変形などが気になる場合は、早めに医師へ相談しましょう。当院でも修正(除去を含む)のご相談が可能です。

お電話でのご予約はこちら 0120-658-958 受付時間 9:00~21:00(年中無休)

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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