「団子鼻を治してすっきりした鼻にしたい」
生まれつき団子鼻でこのように悩んでいる人は少なくありません
。
雑誌のモデルや芸能人を見ていると、鼻筋が通っていて小鼻も小さい人が多いので、団子鼻を治してすっきりとさせたいと思いますよね。
そこで今回は「団子鼻を治す鼻先の施術」をご紹介します。
鼻先を整える施術をすれば、芸能人のようにキレイな鼻を手に入れられるので、団子鼻を治したい人はぜひ参考にしてみて下さい。
団子鼻とは鼻の穴の周りにある「小鼻」が大きくて目立ってしまう鼻のことです。小鼻は範囲的に広くないのですが、目立つ部位なので大きいと鼻全体が目立ってしまいます。
鼻先を美容整形によって整えれば団子鼻は治りますが、自力で治すのは難しいのでしょうか?ではまず、団子鼻は自分で治せるのかについてから説明します。
団子鼻はマッサージや美容グッズを使えば自分で治すのも可能です。例えば鼻筋から小鼻までを毎日マッサージをしたり、老廃物を積極的に排出させたりすると徐々に小鼻は小さくなります。
美容グッズは鼻を矯正させるタイプのもので、つまんだ状態をキープすることで小鼻を小さくできるのです。
しかし、鼻は形を矯正させたり小さい状態のままキープさせるのが難しい部位。そのためマッサージや美容グッズで団子鼻を治すには長い時間がかかってしまいます。
どれくらいかかるかは個人差がありますが、早い人で1ヶ月、長い人だと1~2年の期間が必要です。
自分で団子鼻を治す場合は、マッサージなら費用がいりませんし、美容グッズを購入したとしても3,000円前後で済みます。
そのため費用が少なくて済むのがメリットですが、「早く団子鼻を解消したい」と考えている人には不向きです。
そのような人には鼻先を整える美容整形がおすすめ。早ければ2週間くらいで小鼻が小さくなった状態をキープできます。
鼻の美容整形にはいくつかの種類がありますが、鼻先を整えて団子鼻を治したいのなら「鼻尖形成(びせんけいせい)」と「鼻中隔延長(びちゅうかくえんちょう)」がおすすめです。それぞれの施術の特徴について説明するので、美容整形で団子鼻を治したい人は参考にしてみて下さいね。
鼻尖形成は鼻先の形を整える手術ですが、団子鼻が治るだけでなく鼻の穴が目立ちにくくなったり、鼻先がスッと伸びた感じになるのが特徴です。
鼻尖形成には色々な施術方法がありますが、どれが合うかは鼻の形や特徴によって変わります。耳の軟骨を鼻先に移植したり、鼻先の軟骨を一部切除したりしますが、カウンセリングによってどの方法を選ぶかを相談して決めるのが一般的です。
施術の流れは、
1.カウンセリング
2.切開する部分にマーキング
3.笑気麻酔や静脈麻酔などを使って麻酔
4.手術
5.施術部分を冷やす
6.施術から1週間後に抜糸
となります。
施術後は鼻の形が崩れないようギプスをしますが、3~7日でOK。抜糸も1週間後なので、施術にまるっと1ヶ月かかることはありません。
また、施術にかかる時間も20分程度なので入院は不要です。抜糸以降に通院する必要もないので、忙しくて頻繁に通えない人でも安心しましょう。
鼻尖形成にかかる費用は施術方法やクリニックによっても変わりますが、25~80万円が相場です。クレジットカードの利用や分割支払いに対応しているクリニックもあるので、一括で支払うのが難しい人は相談してみましょう。
鼻中隔延長は鼻先の向きを変えたり、鼻先を高くできる施術です。団子鼻の人の中には鼻の穴が上を向いている人もいますが、鼻中隔延長では下向きにすることで鼻の穴を目立ちにくくできます。外国人のような鼻になるので、外国人顔に憧れている人にもおすすめ。
鼻中隔延長の施術は「クローズ法」と「オープン法」の2種類あります。クローズ法は片方の鼻の穴を切開して軟骨を挿入するので、鼻の穴が大きい人向けです。オープン法は鼻の穴と穴の間を切開するので、鼻の穴の大きさには関係しません。
施術の流れは、
1.カウンセリング
2.切開する部分にマーキング
3.全身麻酔・静脈麻酔をする
4.軟骨の形を生成する
5.手術
6.施術部分を冷やす
7.施術から1週間後に抜糸
となります。
鼻中隔延長の施術は240分ほど時間がかかるため、全身麻酔が必要です。料金は55~100万円くらいかかります。
団子鼻は自分でも治せないことはないですが、最短でも1~2ヶ月はかかりますし、人によっては1年以上マッサージしてもあまり変化しない場合もあります。
その点、美容整形なら1ヶ月以内には理想の鼻の形になるのでおすすめです。費用はかかりますが、コンプレックスをなくしたいのなら一度検討してみても損ではないでしょう。
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会