多汗症とは?種類と原因

多汗症について

多汗症とは必要な量を超えて汗が出る症状で、汗の量も「いつも手が湿っている」程度の人から「したたり落ちるほど汗が出る」という人まで様々です。
多汗症を判断するのは難しいですが、運動をしたり、緊張をしたりなどの誰でも汗をかいてしまう状況で多く汗が出てしまうのは汗っかきで、リラックスした状態でも大量の汗が出てしまうのが多汗症である可能性が高いという目安になります。

どこからが「多汗症」なの?

人間は暑さにさらされた時、汗をかくことによって体温を一定に保っています。これは「温熱性発汗」と呼ばれており、哺乳類のもつ生理現象のひとつです。
多汗症とは、多くの汗をかく症状のこと。しかし、「汗っかき」であれば「多汗症」というわけではありません。
多汗症の汗は、精神的な緊張によって発生する「精神性発汗」が過剰化したもの。「暑くないのになぜか、頻回に大量に汗が出る」と感じた時は、多汗症である可能性があります。 「社会生活に支障が出てしまうほど、汗をかいてしまう」という状態が、多汗症の特徴です。

多汗症の種類とは

4つの多汗症をご紹介します。

続発性多汗症

更年期障害、甲状腺や下垂体の疾患などにより、何らかの病気によって引き起こされる多汗症です。

原発性多汗症

交感神経が刺激を受けやすく、汗腺の活動が活発になっていることが原因で起こる多汗症です。多汗症以外の罹患がなく、一般的に「健康」とされる人にあらわれます。

全身性多汗症

全身から汗が出やすい多汗症です。疾患によって引き起こされることが多い症状ですが、疾患のない「原発性全身性多汗症」も存在します。

限局性多汗症

手や足の裏、背中や顔など体の一部から汗が出やすい症状です。

多汗症の原因

もともと発汗をコントロールしているのは交感神経です。一般的には、緊張により交感神経が刺激されることで、手のひらなどの汗腺が多く集まる場所に汗をかきます。
しかし、この交感神経の働きが異常であると汗のかき方が変わります。持病やストレスなど、なんらかの原因によって交感神経が過敏になると、特に緊張していない状態でも汗腺から汗が噴き出るようになります。
また、緊張に加えて「汗腺の数」も多汗症の原因になります。

多汗症とワキガは原因が違う

「多汗症」と「ワキガ」は、同じ「汗」が原因で起こる症状です。 しかし、多汗症だからと言ってワキガになるわけではありません。なぜなら、汗が出ている汗腺が異なるからです。
汗を出す汗腺には2種類ありますが、多汗症は、「エクリン汗腺からの汗」が原因です。エクリン汗腺からの汗は水分がほとんどでさらさらしているため、汗自体に臭いはありません。一方、ワキガは「アポクリン汗腺からの汗」が原因で起こる症状なのです。この汗腺から分泌される汗にはアンモニアや鉄分、脂肪などが含まれることで臭いを発しやすくなっているのです。

悩み続けるよりも医療機関に相談を

多汗症は痛みや痒みこそないものの、生活に支障を感じることが多い疾患です。特に「気軽に人に触れない」「周りの目が気になる」などの悩みが続くと、大きなストレスになります。
ストレスは、発汗をコントロールしている交感神経にも負荷を与えてしまうため、多汗症を悪化させてしまいます。

多汗症の治療は、短期間で手軽に症状を改善できるものが多く、心的な負担を軽減させることができます。汗のかきすぎで悩んでいる方は、一度美容外科に相談してみると良いでしょう。

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