ほくろ除去の方法や費用について
- 公開日:2016年05月31日(火)
- 最終更新日:2024年02月21日(水)
ホクロ除去の基礎知識
自分の身体にどれだけの数のホクロがあるか数えたことがあるという方は少ないでしょう。ホクロは人間の身体に数多く存在しますし、それが存在する場所も実に様々です。
ホクロ除去というのは美容クリニックで受けることのできる施術の一つで、大きなホクロや目立つ場所にあるホクロを除去することのできる施術です。小さなホクロならレーザー治療で除去することができますが、大きなホクロの場合はホクロの根元組織までしっかり取り除くような施術が行われます。基本的にはメスを使用して皮膚を切り開き、除去したあとに元通り縫合します。
ホクロができてしまう原因
一般にホクロと呼ばれているものの正式名称は色素性母斑と言います。皮膚の一箇所にメラノサイトと呼ばれる細胞が集まることによってそこが黒く見えてしまうのですが、それがホクロです。
ホクロには先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものは遺伝が原因ということが多いです。母親もしくは父親と同じ位置にホクロがあるというような場合は遺伝と考えた方が良いでしょう。
一方、後天性の場合は未だにはっきりと原因は解明されておらず、分かっていないことも
多いというのが現状です。原因の一つとして紫外線が挙げられ、紫外線から身を守るため
に生成されたメラニンが原因となりホクロになってしまうこともあります。
ホクロを自分で取るのはダメ
自分の顔にできあがったホクロが自分としてどうにも気に入ることができないような場合には、ホクロ除去を考えることもあります。
しかし、このときに手っ取り早いからと言って、自分自身の手で自分の判断だけでホクロ除去をおこなってしまう人もいるのですが、これは危険な行為と言わざるを得ません。
たかがホクロだと舐めていると、そこから何かの細菌などが入ってしまうようなケースもあると言われていますので、このような状態を避ける意味でも自分の手でおこなうことは避けておきましょう。
いくらホクロのためとはいってもリスクは背負わないようにしたいと言われています。
プロに任せればどんなホクロも除去可能?
大きさや形状、できている場所から、自分のホクロは治療ができないのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、基本的にはほとんどのケースにおいて施術が可能となっています。小さなホクロの場合は医療用レーザーによる除去治療が行われ、大きなホクロやレーザーでは対処できないホクロに関しては切縫施術があります。
どれくらい費用がかかるのか
ホクロ除去施術を考えている方の多くはここがもっとも気になるところなのではないでしょうか。
現在では実に数多くの美容クリニックがありますし、料金設定もまちまちですから一概に断言することはできませんが、大体1mm~3mm程度のホクロの切縫施術で約19000円ほど、3mm以上の大きめなホクロでは1mm大きくなるにつれて10000円かかるというような料金が多いです。
それほど高額というわけでもありませんし、ホクロで真剣に悩んでいる、という方はクリ
ニックでの施術も視野に入れてみると良いかもしれません。
この記事の監修医師
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師
・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会
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