あなたのほくろは大丈夫?危険なほくろの見分け方


ほくろは長年の紫外線ダメージが主な原因です

人間のほくろは、先天性のものよりも、大人になってから目立つようになる後天性のほくろが多い傾向にあります。この要因には、紫外線による「皮膚ダメージの蓄積」が大きく影響していることが挙げられます。そのため、幼い頃は小さく目立たなくとも、長年紫外線を浴び続けた結果、濃く、大きなほくろに変化していくのです。
ほくろの中でも、特に黒々としたほくろや大きく飛び出したほくろがある場合、メイクで隠すこともできず、さらには悪性の腫瘍の恐れもあることから、密かに自分のほくろに悩みを抱える人も。今回はそんな危険なほくろについてご紹介します。

危険なほくろ1 基底細胞がん

日本人の皮膚がんのなかで、最も患者数の多い基底細胞がん。基底細胞がんは、普通のほくろに見える悪性の皮膚がんです。若い人よりも高齢者によくみられます。
【基底細胞がんの特徴】
・ほくろの色:ロウを塗ったような光沢のある黒色
・形状:やや盛り上がっている。中心部に凹みがあることもある
・好発部位:鼻周辺など顔の中心部に現れることが多い
基底細胞がんは、再発しやすいものの生命に関わる病気ではなく、ほくろとその周囲にあるがん細胞すべてを切り取ることで癒やさせることができます。


危険なほくろ2 悪性黒色腫

通称「ほくろのがん」といわれる悪性度の高いがんです。この病気は人種差が大きく、日本人では比較的珍しい病気です。
【悪性黒色腫の特徴】
・ほくろの色:濃い黒色から薄い褐色まで様々。色にむらがあることもある
・形状:最初は平ら。症状が進むにつれ大きくなり、イボのように一部が盛り上がる
・好発部位:足のうらが最も多く、体幹、顔面、爪にも多く出現
初期の場合、ほくろとその周囲1~2cmを取り除き、がん細胞を全てとり去ることでほぼ治癒が可能です。しかし、重度になると致死率が高く、抗がん治療や放射線治療を受けなければならない場合もあります。

通常のほくろはどう除去する?美容外科のほくろ除去法とは

危険なほくろには前出のとおり「切縫」が治療の基本。通常のほくろ除去には、ほくろの大きさによって2種類の方法があります。
【5mm以下のほくろの場合】
・炭酸ガスレーザー
複数回に分けてレーザーを当てることでほくろを瞬間的に削り取ります。出血がなく、施術も1分程度と短時間で終わる点が特徴です。
【5mm以上のほくろの場合】
・切縫術
ほくろを切り取り縫い合わせる施術です。悪性の可能性がある場合、切り取ったほくろを病理検査に出すことで、保険適用内で施術が受けられるケースもあります。
自分でほくろの危険度を判断するのは困難であるため、気になるほくろがある場合には、皮膚科に相談してみましょう。

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この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長 麻生 泰 医師

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