プラセンタの歴史と若返りに効く理由

プラセンタの歴史

化粧品や健康食品などに含まれていることで知られているプラセンタですが、その薬理作用は紀元前から認知されており、古代ギリシアや中国でも珍重されてきたことがわかっています。
1930年代頃から近代医学に応用され、日本へは戦後すぐにロシアから伝来しました。その後、日本国内でも研究が重ねられ、日本国内で医薬品としての承認を受けてからすでに何十年も経過しています。
医薬品として歴史の長いプラセンタですが、「若返りの媚薬」として日本で注目され始めたのは、1990年代になってからです。今では最先端医療とも言える「再生医療」に大きく寄与する医薬品として、期待が寄せられています。

プラセンタが若返りに効く理由

プラセンタの主成分は、胎盤から抽出したエキスでできています。胎盤は、哺乳類がお腹の中で赤ちゃんを育てる際に欠かすことのできない栄養源となります。
お腹の中の赤ちゃんは、へその緒を介して胎盤から栄養を吸収し、細胞分裂を繰り返しながら成長します。この成長を手助けする物質が、胎盤に含まれるグロースファクター(成長因子)と呼ばれるタンパク質です。このグロースファクターが、弱った細胞や衰えた細胞に働きかけ、細胞分裂を促進します。細胞自体が若返るため、血流がよくなり新陳代謝が活発になります。すると自律神経のバランスが整ったり、ホルモンバランスが良くなったりと、体全体の好循環が生まれるのです。

つまり、プラセンタは単なる若返りの薬ではなく体を内側から元気にしてくれる、まさに媚薬と言えるでしょう。

プラセンタの効能

プラセンタは、体を健やかに導くことで、内面から美しさを引き出してくれます。具体的なプラセンタの効能には以下のようなものが挙げられます。

・血行を促進させ、冷え症や肩こり、腰痛などを軽減
・代謝を高め、細胞を活性化させて、皮膚の再生サイクルを早める
・活性酸素の生成を抑え、老化を防ぐ
・女性ホルモンを調整し、更年期障害や生理痛を改善
・自律神経を調整し、体と心のバランスを保つ
・免疫機能を高めて、病気にかかりにくい、疲れにくい体に
・抗炎症作用で、アトピーや花粉症等のアレルギー症状のほか、ニキビ・湿疹が改善

また、プラセンタには、肝機能を高める効果もあります。
解毒や代謝の作用を持つ肝臓の機能を活発にすることで、体内の老廃物を排出するデトックス効果が期待できるのです。体に不要なものを正常に排出すれば、健康な体はもちろん、美肌に必要な体内環境も整えやすくなります。

プラセンタの効能をより実感するために

プラセンタは、美容液やサプリメントに含まれることも多いですが、より短期間で高い効果を実感するには注射による摂取がおすすめです。
プラセンタ注射は、主に美容外科で受けることができます。少数ですが、内科、皮膚科、精神科でも、取り扱っているケースもあります。

プラセンタ注射は、腕やお尻の筋肉、もしくは皮下に打つのが一般的です。プラセンタ注射の効果を継続させるためには、週1~2回のペースで打つ場合が多くなっています。

プラセンタには、体にやさしく、美容に嬉しい効能が多くあります。プラセンタを積極的に取り入れて、体の中から美しくなりましょう。

この記事の監修医師

医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長
麻生 泰 医師

・慶應義塾大学医学部 非常勤講師
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会
・日本マイクロサージャリー学会

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