乳房を解剖学的な見地から解析したフォルム「Reverse Curve TM」を組みこむことで、画期的なスキャンヘッドが誕生しました。

柔らかい曲線が、様々な胸の輪郭にムリなく自然にフィットし痛みの軽減だけでなく、理想的なビーム形成により高画質を実現し検出率を高めます。

やさしくカーブしたスキャンヘッドは、独自のセンシング機能により、3段階の圧力レベルから、乳房に応じた最適な圧力を簡単なボタン操作で選択し、均一に密着させることができます。

乳がん検診率の低さに加え、早期発見の障壁となる要因として、発達した乳腺構造により乳房領域が真っ白に覆われる「デンスブレスト」の課題が挙げられます。
欧米人に比べ、日本を含むアジア人の乳房に高い頻度で見られ、50歳以下では80%近くもの女性に見られるというデータも。

マンモグラフィによる撮像では病変部が白く描出されるため、判別が非常に難しくなります。こうした弱点を補い、見落としを防ぐためにも、超音波との併用検査が重要ですが、一方、超音波検査には熟練のスキルを要するのも課題です。

患者様の体型やデンスブレストといった様々な条件下にあっても、乳房組織を鮮明に捉え、常に精細な画像を描き出せること。

乳がん検診に対するストレスや不安をオートスキャンにより軽減するInvenia ABUS（インべニア・エイバス）。
乳がん検診のスタイルは、ここから大きく変わります。

ブレスト全領域がカバーできるため、全ての乳腺組織の構造的な情報をより早く正確に評価可能。
見落としを低減できるのみならず、マンモやMRIなど他モダリティとの相関もとりやすくなります。

インべニアエイバス（機器）

インベニアエイバスとは、痛みやストレスを少なくして検査が受けられる、乳がん検査専用の超音波検査装置です。
検査方法は、スキャンヘッドを片方の乳房全体に当てて撮影するだけで済みます。従来の超音波検査よりも短時間で終わり、マンモグラフィ検査よりも痛みを伴いにくいことが特徴です。
まだ保険対象外となるため、受診費用は自費となります。

■メリット

・検査の時間が短い（所要時間約15分）
・検査時の痛みがほとんどない
・検査の精度が生理周期に影響を受けにくい
・通常の超音波検査ではわかりにくい、乳腺組織が豊富な若年層に適している
・検査を行う人の技術レベルに左右されない
・乳房を触れられることなく検査ができる

■デメリット

・体型によっては、検査が難しいことがある
・人によっては押されるような痛みを感じることがある

ABUSによる乳がん検査に特筆すべき副作用はありません。

当院にて豊胸手術（バッグ）をされた方は、術後検診の際にエイバスによる乳がん検診を1回無料で受けていただくことができます

日本における「美容整形」のイメージは、残念ながらまだまだネガティブな印象ではないかと思います。
周囲に内緒で豊胸手術を受けた方は、病気の心配やトラブルがあっても誰にも相談できず、一人で不安を抱えている方も多いです。
現在、ABUSで乳がん検診を受けられる施設は美容整形外科以外の病院やクリニックが多く、豊胸手術を受けた方にとっては、検診を受けることも抵抗感があるかもしれません。
豊胸手術を受けた方にも、もっと乳がん検診を身近に感じてもらいたいという思いで、当院はABUSを導入いたしました。
当院で豊胸手術をされた方はもちろん、過去に他院で手術をされた方の受診も承っております。
一人で悩まず、ぜひ当院へ気軽にご相談くださいませ。

以下に該当する方は、検査が受けられない場合があります。

・妊娠中の方...当日カウンセリングのみのご案内となります。
・授乳中又は断乳後6ヶ月以内の方...超音波画像診断をする上で、正確な判断が難しい場合がございます。該当する方は、当院へ一度ご相談下さい。
・豊胸手術や乳房周りの手術をされている方...術後6ヶ月未満の方は受診いただけません。当院の系列クリニック以外で豊胸術を受けた方は、ABUS検査を受けて問題がないか、施術先の病院に必ず事前の確認をお取りいただいております。
・ペースメーカーを装着されている方は検査をご受診いただけません。
検査を受けるにあたり、不明点がございましたら当院へお電話にてお問合せください。