ワキガ・多汗症の基礎知識 ワキガ・多汗症の基礎知識
東京美容外科のワキガ治療が選ばれる理由

意外と知らない、ワキガと多汗症のこと。

ワキガ・多汗症は周囲の人に気づかれやすく、また自分ではコントロールが難しい身体的悩みのひとつです。本格的な治療を始める前に、ワキガ・多汗症を正しく知ることからはじめましょう。

ワキガと多汗症、それぞれの原因

ワキガの原因は、大汗腺とも呼ばれる「アポクリン腺」です。アポクリン腺から分泌される汗には、水分の他にたんぱく質やアンモニア、鉄分、脂肪分、色素などの成分が含まれており、これらの成分が細菌によって酸化され、悪臭を発生させることによってワキガとなります。

アポクリン腺はわきの下だけでなく、耳の中や乳輪周辺、おへそ周辺や陰部などに存在し、陰部からワキガ臭がする場合には「すそワキガ」、乳輪の場合は「ちちワキガ」などと一般的には呼ばれることも。ワキガの人はアポクリン腺の数が多く、また一つひとつのアポクリン腺が大きいことによって分泌物が多く出るため、独特のワキガ臭を発生するのです。体質的な原因としては遺伝要素が強く、両親や祖父母にワキガ体質の人がいると子供に受け継がれるほか、稀に食生活や生活週間によってもワキガ臭を発生しやすくなります。

多汗症の原因は「精神的要素」「内臓疾患」「ホルモンのバランスの崩れ」「食生活や生活習慣の乱れ」「運動不足」と様々で、男女の差に関係なく発症します。緊張やストレス、不安などによる精神的要素が原因の場合は、自律神経のバランスが悪くなり、発汗をコントロールする交感神経が優位になることで多汗症となります。多汗症を引き起こす内臓疾患には、糖尿病やバセドウ病、自律神経失調症などがありますが、原因となっている病気を治療することで多汗症も一緒に改善されることがほとんどです。

多汗症の予防と対策

多汗症は普段からの生活のしかたで症状の強さが大きく異なってきます。ストレスや不安、緊張などの精神的要素による多汗症の場合、ストレスや緊張に打ち勝つ心のトレーニングがおすすめです。マイナス思考になりがちな人ほど、失敗を恐れてストレスや不安を抱えがちです。思考を変えるには時間がかかりますが、ストレスは多汗症以外にも病気を引き起こしますので、上手なストレスとの付き合い方やストレス発散の仕方を見つけることはとても大切なことなのです。

内臓疾患による多汗症の場合には、もちろん原因となっている病気そのものを早期発見・早期治療をすることで多汗症状を抑えることができます。また、更年期などホルモンバランスの崩れによる多汗症の場合にも、原因となっているホルモンバランスそのものを整えることで症状の改善ができます。プラセンタ注射や、女性ホルモン注射などで症状の改善が見られることもあるため、お近くの婦人科にご相談いただくことをおすすめします。栄養バランスの悪い食事や睡眠不足などを続けている方は、その習慣によって自律神経のバランスが崩れている状態なので、栄養バランスのとれた食事や充分な睡眠時間をとるなど工夫することで予防・改善することができます。

なお、多汗症状を少しでも早く改善したい、汗を止めたいという方は、美容外科でワキや手足など多汗症を抑えたい部分にワキガ・多汗症抑制注射をすることで、いつも通りの生活で多汗症を予防することができます。

ワキガが遺伝する確率

ワキガは両親のどちらかでもワキガ体質の人がいると自分にも遺伝している可能性が高くなります。片方の親がワキガ体質である場合に、自分に遺伝している確率は約50%両親ともにワキガ体質の場合はなんと80%もの確率で遺伝します。

これは、ワキガの元となる汗腺の数や大きさの遺伝子が「優性遺伝」する性質をもっているためで、遺伝しやすい体質のひとつだからなのです。また、両親のどちらもワキガでないのに自分がワキガ体質になった場合には、祖父母のうち誰かがワキガ体質で、世代をまたいで遺伝する「隔世遺伝」となる場合もあります。

アポクリン腺再生のウソ・ホント

「ワキガは再発する」とか「アポクリン腺は除去したあとも再生する」言われることがありますが、手術によってアポクリン腺を除去、または完全に破壊した場合は再生されることはまずありません。ただし、アポクリン腺は思春期に成長するため、アポクリン腺が成長しきっていない段階で治療を受けた場合には、手術時に取りきれなかったものが成長してふたたび臭いを発するようになることがあります。

自費診療と保険診療の違い

自費診療とは、健康保険を適用できない医療行為のことで、歯の矯正治療や美容整形などにおいて病気ではないものに対する治療において適用されます。健康保険を適用できない分、費用が高額になりますが、一人ひとりの症状にもっとも適した治療法や使用する素材を自由に選ぶことができます。一方、保険診療では格安で治療をすることができますが、治療法の選択肢がなく、症状の強さに関係なく切開をともなう手術となります。この場合、皮膚を切開してドクターが汗腺を直接目で確認しながら一つひとつ除去する方法で治療を行うため、術後は大きな傷が残ったり、傷口がひきつったりすることもあります。

また、どのクリニックでも保険診療ができるというわけではなく、健康保険取り扱いの申請をして厚生労働大臣から保険医療機関の指定を受け、保険医による治療ができるという条件を満たす必要があります。

多汗症とあせっかきの違い

多汗症とあせっかきは同じだとお考えの方も多いようですが、これらはまったく違います。多汗症は服から汗が絞れるほどの大量の汗をかき、しかも季節を問わず一年中汗をかくことで日常生活に支障が出るほどの症状を指し、全身に大量の汗をかく「全身性多汗症」とワキや額など特定の箇所だけ汗が噴き出す「局所性多汗症」のふたつに分類されます。

多汗症の原因はいくつかありますが、多くは精神的な緊張や不安によって交感神経が過敏になることで大量の汗が噴き出すようになることによります。そのため、精神トレーニングや不安の原因がなくなれば自然と症状が治まることも少なくありません。このほか、バセドウ病や糖尿病などの内臓疾患による多汗症や更年期などのホルモンバランスの変化によって起こる多汗症は、原因となっている病気やホルモンバランスを治療・調整することで症状が治まることがほとんどです。

それでは、あせっかきとは一体何が違うのでしょうか?汗っかきの人は体内に熱がたまりやすく、汗をかいて熱を発散させることで体温調節する「生理的発汗」機能が敏感に働くことが特徴で、特に日常生活に支障が出ることはありません。この場合には、夏の間や大切なイベントの前に一時的汗を抑える方法としてワキガ・多汗症抑制注射がおすすめです。

ワキガ臭と汗臭さの違い

ワキガの臭いは、アポクリン腺から分泌される鉄分や脂肪分などの成分が、肌に住んでいる常在菌によって酸化されることで発生します。通常の汗の臭いに比べて、独特のツンとしたスパイスのような臭いが特徴です。ワキガの臭いの強さはアポクリン腺の大きさや数によって個人差があり、臭いが強い場合にはすれ違っただけでも強烈な臭いを残すことから、対人関係に支障が出ることもあります。

また、股間にもアポクリン腺は存在し、「すそワキガ」をともなう場合もあります。すそワキガの場合は下着によってムレやすく、尿や汗、生理などの影響でワキのワキガよりもさらに強烈な臭いを発することがあります。

一方、汗臭さのもとはアポクリン腺ではなく、小汗腺とも呼ばれるエクリン腺から分泌される汗が原因です。この汗は99%が水分で、アポクリン腺のような分泌物をほとんど含んでいません。こちらの汗にも菌の作用で臭いが発生することもありますが、ワキガのように強烈な臭いとなることはないのです。ワキガではない人でも服に汗の臭いが染み付くと他人に不快感を与えることがありますが、通常の洗濯で落とすことができます。