鼻プロテーゼとは、鼻整形で使用される、シリコン製のインプラントです。
鼻筋に沿って挿入することで、鼻筋を整える役割があり、「隆鼻術」などの施術にも使用される場合があります。
鼻プロテーゼを用いた鼻整形を検討しているものの、手術からしばらく経過した後や、老後を迎えたときに劣化するのか不安な方もいるでしょう。
この記事では、鼻プロテーゼが老後どうなるか、また鼻プロテーゼのメンテナンスについて紹介します。
気になる疑問についても解説するため、鼻プロテーゼを使った鼻整形を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
結論、鼻プロテーゼは、基本的に体内に入れても腐敗する心配はないため、不具合が起こらなければ半永久的な効果があります。
ただし、長年鼻の中に入れ続けることにより、以下のような不具合を引き起こす場合があります。
加齢による肌状態の変化などで鼻プロテーゼを覆う皮膚が薄くなると、プロテーゼが浮き出たり飛び出たりすることがあります。
また、加齢とともに鼻先を支えている軟骨の強度が失われて鼻先が下がることで、ズレが生じることもあります。
一般的に、歳をとると細胞や組織も痩せていくため、身体の変化とともにプロテーゼの状態も変わります。
そのため、施術から時間が経つと感染を起こしたり、ひきつったりしてくることがあるため、定期的な確認が必要です。
このように、鼻プロテーゼは一生安定しているものではないことを理解し、鼻プロテーゼは一生安定しているものではないことを理解し、メリット・デメリットを把握した上で手術を受けることが大切です。
鼻プロテーゼには、I型とL型の2種類があります。
I型・L型のメリット・デメリットは以下のとおりです。
プロテーゼの種類 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|
I型 |
・曲がりにくい ・鼻先の術後トラブルが少ない ・位置の調整が自由にできる |
・鼻尖を高くすることができない |
L型 |
・1個のプロテーゼで、鼻筋と鼻尖の形成が可能 |
・曲がりやすい ・鼻先の術後トラブルが多い ・整形したことが分かりやすい |
L型はとくに皮膚への負担が大きく、皮膚がプロテーゼの刺激で薄くなり、場合によっては穴が開いてしまいます。また、鼻先が上がり気味になったり、過剰に細くなったりする場合もあるため、使用する場合は注意しましょう。
東京美容外科では、安全性が高いといわれており、I型プロテーゼを推奨しています。
東京美容外科の隆鼻術の施術内容・料金・症例写真などの詳細はこちら
鼻プロテーゼ以外にも、「自家組織移植」を用いて鼻筋を整える方法があります。
これらの方法は組織同士が癒着するため、入れ替えなどのメンテナンスがいらず、皮膚が破けてプロテーゼが突き抜けるリスクを極力軽減できることが特徴です。
東京美容外科で行う自家組織移植では、自身の身体から採取した、以下のいずれかの軟骨を使用します。
もともと自分の身体にあった軟骨を使用するため、アレルギーの心配がなく、感染症などのリスクを抑えられるのがメリットです。
組織同士が安定するため、動くことがなく自然な形をキープできます。
なお、自家組織移植での鼻整形は、挿入した軟骨材が骨や組織に固定する期間が必要です。
鼻先のむくみなどが完全に引くのには、3ヶ月以上かかるケースがあることを覚えておきましょう。
また、サングラスやめがねは約1週間程度禁止、その間鼻の洗顔やメイクができないことがある、鼻に強い外力がかからないように注意する、など日常生活で制限がかかることがあります。
鼻筋を整える施術が気になった方は、以下のページから詳細をご確認ください。
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ここからは、鼻プロテーゼなどを使用して鼻整形をする際に、注意しておきたい2つのポイントを紹介します。
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
プロテーゼを使用する場合は、自分の鼻に合ったサイズや厚みのものを使いましょう。
プロテーゼのサイズや厚みが合っていないと、ずれやすくなったり、術後すぐにメンテナンスが必要になったりする場合があります。
東京美容外科には、シリコンプロテーゼで形や厚さが異なるものが約20種類あります。
鼻の構造はとても複雑で、美容整形術のなかでも最も難しい手術のひとつです。
そのため、事前のカウンセリングで十分なシミュレーションを行い、医師とのすり合わせが重要になります。
鼻の形だけにこだわるのではなく、目頭と目頭の間の長さや、鼻の角度など顔全体のバランスを見ながら、適切な大きさのプロテーゼを選びましょう。
術後の経過観察で違和感や問題があった場合は、早めに医師に相談することが大切です。
前述のとおり、プロテーゼは変化がないことを保証するものではありません。
鼻整形も含め、外科手術には副作用や合併症のリスクがあるため、アフターケアもしっかり行っている病院を選びましょう。
東京美容外科では、患者さまそれぞれが「理想の鼻」を目指していただけるよう、丁寧なカウンセリングを心がけております。
医師から以下の内容について、丁寧に十分な説明が行いますので、悩みや疑問を解消し納得した上で手術をお受けいただけます。
また、術後安心保証がついているため、トラブルが起きた際も相談しやすい環境を整えています。
一度でも当院でメスを入れた患者さまに対して、術後どのようなトラブルが起こっても、一生涯対応しております。
万が一何かトラブルがあった場合は、すぐにクリニックへご相談ください。
また、無料カウンセリングをご希望の方は、以下よりご予約いただけます。
ここからは、鼻プロテーゼについて、よくある3つの質問をQ&A形式で回答していきます。
施術を受ける前に、気になる疑問を解消させましょう。
プロテーゼは、抜去手術が可能です。
バランスが悪くなったり、ずれてきたりしたら、抜き取りや入れ替えもできるため、違和感を抱いたら、専門の医師に相談しましょう。
トラブルを放っておくと、炎症や鼻の変形が目立つ場合があります。
東京美容外科では、形や大きさが合わないプロテーゼを抜く「プロテーゼ抜去」があります。
炎症や感染を起こしている場合は、洗浄などの適切な処置を行い、鼻からプロテーゼを抜き出します。その後入れ替えをする場合は、自家組織やプロテーゼなどを挿入します。
他院でプロテーゼを挿入した方も対応しておりますのでご相談ください。
東京美容外科のプロテーゼ抜去の料金は、以下のとおりです。
施術方法 |
料金(税込) |
---|---|
プロテーゼ抜去 |
110,000円 |
他院プロテーゼ抜去 |
165,000円 |
プロテーゼ抜去は、形や高さを変えたい方や鼻先の皮膚が薄くなってきた方など、希望に合わせて修正治療が行えます。
気になった方は、以下のページから詳細をご確認ください。
プロテーゼをはじめとする隆鼻術のダウンタイムは、1週間程度かかります。
ダウンタイムとは、手術の際に生じたダメージが回復する自然な過程のことです。
大きな腫れは1~2週間で引きますが、内出血は約2週間でにじむように徐々に引いていきます。
術後数日間は鼻の傷から出血が続く場合があり、2週間程度は強く鼻をかんだり、鼻の中をこすったりしないようにしましょう。
徐々に回復していくため、約3~6ヶ月後にはむくみもほぼ治まることが多いです。
プロテーゼは、身体に異物を入れることになるため、ある程度のメンテナンスが必要になります。
プロテーゼを挿入すると、鼻内部で皮膜ができてしまいだんだん皮膚が薄くなる場合があり、違和感が目立つ場合には、入れ替えなどのメンテナンスを行う必要があります。
ただし、生体軟骨(保存軟骨)や自家組織を移植する場合は、組織に定着するため入れ替えのメンテナンスは不要です。
使用する軟骨の種類は、プロテーゼ・生体軟骨(保存軟骨)・自家組織の3種類から選べるため、特徴を理解した上で選びましょう。
鼻プロテーゼは、不具合が起こらなければ、半永久的な効果が期待できます。
鼻プロテーゼ以外にも、「自家組織移植」を使う方法もありますので、それぞれのメリット・デメリットをよく確認して選ぶことが大切です。
プロテーゼを使用する場合は、事前にしっかり医師と話し合い、自分に合ったサイズや厚みのものを使いましょう。
術後、もしも違和感や問題が見つかった場合は、早急に相談して対処しましょう。
東京美容外科では、カウンセリングやアフターサービスが充実しており、患者さまの不安や疑問点を取り除いて、納得いただいた後に施術を行っております。
「イメージと違った」「鼻が変形してきた」などのトラブルが出た場合や、他院で行った鼻プロテーゼも抜去して修正することが可能です。
気になることやご質問などがありましたら、ぜひ一度無料カウンセリングにてご相談ください。
東京美容外科 横浜院 院長
柘植 琢哉 医師
・日本医科大学医学部大学院 医学博士号取得
・日本医科大学付属病院 形成外科•再建外科•美容外科 非常勤講師
・日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科 非常勤講師
・日本形成外科学会 認定専門医