
STDは英語でsexually transmitted diseaseの略称で性病と同義です。
性病もしくは性感染症とは、性行為で伝播するすべての感染症のことで、現在原因となる約30種以上の微生物が存在します。公衆衛生における性感染症の定義は1999年の感染症新法における「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」で定義されています。(それ以前の「性病予防法」、「伝染病予防法」、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」が統合された)
原因微生物としては、
・梅毒、淋病の原因となる細菌
・尿道炎、子宮頚管炎の原因となるマイコプラズマ、クラミジア
・性器ヘルペス、鼠径リンパ肉芽腫症、トリコモナス感染症、
尖圭コンジローム、B型肝炎、エイズの原因となるウイルス
・毛じらみ、カンジダ腟炎、疥癬といった寄生虫、かび、原虫など
などがあげられます。
自分だけがいくら予防につとめても、相手が感染している場合はうつされる可能性があるということです。また自分だけが治療しても、パートナーが既に感染していれば、治療してもすぐ自分が再感染してしまいます。このように自分が治っても、またパートナーから感染させられ、なかなか治癒に至らない状態を「ピンポン感染」と言います。
こうならないためにも少しでも異常があった場合は、恥ずかしがらずにパートナーと共に治療を受けることと、治療中もコンドームをつけることを推奨します。