
人工乳腺法は豊胸術の1つで、人工乳腺バッグをバストに挿入する方法です。
乳腺バッグには色々なサイズや形状(アナトミカル型、ラウンド型、スムースタイプ、テクスチャードタイプなど)、材質(生食バッグ、バイオセルバッグ、エリートジェルバッグ、コヒーシブバッグなど)があります。
従来の生理食塩水バッグの欠点を改良し、現在はシリコンバッグのような非常に柔らかく安全性の高いバッグが主流となっています。
また、手術の方法も「大胸筋下法」、「大胸筋膜下法」、「乳腺下法」と様々あります。
東京美容外科の豊胸手術では、全静脈麻酔(TIVA)total intra venous anesthesiaに加え、乳腺下と大胸筋の間にTumescent液(局所麻酔薬に止血剤、血管収縮薬ボスミンなどを加え生理食塩水で薄めた液)をカニュレーション(先の鈍なカニューレで乳腺下に撒布すること)した後で処置を行う方法を開発し、出血を安全に予防することにより、安全で痛みのない治療が可能になりました。特に術後痛が、皆無で患者様に大変喜ばれております。
Tumescent法を併用することで、出血なく乳腺下の筋膜を剥離することが可能になり、完全無血下で、挿入するバックに血液が付着しません。このことは、後のカプセル拘縮を防ぐ意味で非常に重要なことです。カプセル拘縮(あとからバックの周りに被膜ができて固くなること)を防ぐには、筋膜剥離を行う際の出血防止が最も大切です。手術した直後だけでなく、10年、20年先を考えた場合、現在のところ本法が最も優れた術式だと考えております。カプセル拘縮を防ぐために、マッサージを併用するというのが一般的な考えですが、本法を行った場合マッサージの必要はありません。もちろんドレーン(出血を陰圧で引く装置)が必要になることなど皆無です。