
尖圭コンジロームは、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス)により引き起こされる男女の性器に発生するイボで、ペニスや亀頭部分の付け根、包皮の内側部分に、まるでカリフラワーのような大きなイボ状のものができる性病です。 異物感や見た感じの気色の悪さは確かに感じますが、痛くも痒くもないので、知らんぷりしてしまう人もいます。そのままにしておくとどんどん増殖してしまう気持ち悪い病気でもあります。
(症状)
好発部位は亀頭、冠状溝、包皮で、稀に肛門周囲や直腸内に発生することもあります。直径1~4mm、高さ2~15mmで乳頭状、もしくは鶏冠状で、色は赤~赤褐色を呈します。
かなり稀ですが、ウイルスが外尿道口から逆行感染して尿道に病変が認められることがあったり、痒み、性交時痛、出血が認められることもあります。女性の場合の発症部位は大小陰唇、膣前庭、会陰部を中心に、膣~子宮頚部、肛門周囲などです。外陰に病変がなくても、子宮頚部や膣に病変が存在することもあります。
(潜伏期間、感染経路)
感染経路はオーラルセックスでも感染する可能性もありますが、通常は性器粘膜同士の接触感染です。潜伏期間(感染してから、ブツブツが発症するまで)は3週間~3ヶ月で、イボが肉眼で確認できる症状が出るまで長くかかるため、性感染症と思わず病院に行くのが遅れることがよくあります。
(検査と診断)
診断は視診によってなされますが、確定診断には別途検査(病理検査)が必要となります。
(治療)
尖圭コンジロームの治療は、外科切除や、電気焼灼、凍結療法が行われています。再発率が高いので治療後約3か月~半年の経過観察が必要です。